3D Display

フォトレポート:SIDカンファレンスに見る次世代ディスプレイ

東芝の試作3Dディスプレイ。このスクリーンは一度に16枚の画像を送り出す。3D画像の鑑賞にメガネは不要だが、30度上方へ傾けると最適な結果が得られる。そのため、画面を見るときはこれをほぼ水平に持つ必要がある。また、距離も30cmほど離れた位置が最適だ。写真では画面の立体感が分からない。

このディスプレイは、一点から複数の別のベクトルを持った光を照射することによって3Dを実現している。
この技術は3Dディスプレイの究極的な解になると思われる。
ただ、その視差における解像度を上げるためには一点から照射される複数の別ベクトルの光の数を増やさなければならないわけで。
これは従来であれば1x1で済んだ所を3D方向の解像度を上げるために一点においての解像度をあげる必要が発生する。
この場合であれば4x4=16だ。それが実際の画面の解像度にかけられる為、恐ろしく解像度が跳ね上がる次第で。
現状、少なくとも開発レベルでx16の解像度で出てきている以上、一般的に受ける解像度はもっと必要になるだろう。
だがしかし、その前に3Dを持ち出す前に2Dを極めない限り、市場を制覇する様な物にはならないだろう。
はてさて、家庭用に相応しい2Dの解像度とは幾らだろうか?
私個人的には現在のフルHDがそうではないかと思う。
そしてこのフルHDが家庭に十分に広まり更に表示デバイス上のブレイクスルーが起きた時にこの3D技術は普及の芽を見るだろうと思われる。
個人的に述べればそれは2017年頃ではないかと思う。

あーグダグダ。飲んでるしな。
ただ上にも書いたけれどインテグラルフォトグラフィーにも通じるこの技術は3D表示技術の最上の解だという事は間違いないだろう。